WEBデザイナー と WEBディレクター
わたし自身、WEBデザイン領域の職種を目指して就活を始めるまで、業務がこんなふうにすみ分けされているということも知らなかったなぁ
今回は、「WEBデザイナー」と「WEBディレクター」の業務内容のちがいを紹介しますぞ!
WEBデザイナーの仕事
WEBデザイナーが主に行うのは、文字通りWEBサイトのデザインに関わる作業全般です。
コンセプトに基づいて、ページのレイアウトを決める「ワイヤーフレーム」や、サイトの完成イメージ(デザインカンプ)の作成、実際にサイトで使用する素材やパーツを作ったり、カラーやフォントを決めたり。
また、分業になっていない場合は、HTML・CSS・JavaScript等を使用したコーディングや、UI(ユーザーインターフェース)の設計までを手掛けることもあります。
WEBデザイナーにも、コーディングのスキルは必要なのですかな?
必ずしも必須というわけではありませんが、個人的にはコーディングに関する基礎的な知識・スキルはあったほうがよいと考えています。
サイトへの実装をイメージしたデザインができれば効率的に業務ができますし、ある程度でもコードを理解できていれば、コーダーなど後続の担当者とのコミュニケーションも図りやすいです。
就活を経て思ったのは「WEBデザイナーにコーディングの知識を求める企業は少なくない」ということ。自分の市場価値を高める意味でも、ある程度の知識はあったほうが望ましいと言えると思うよ!
WEBディレクターの仕事
WEBディレクターが行うのは、WEBサイトの企画・制作・運営に関わるさまざまなプロセスの管理です。
クライアントとの折衝・戦略の立案、デザイン・機能に関する意思決定、スケジュール・予算の管理、プロジェクトチーム全体のコミュニケーションの円滑化、課題やリスクに関する対応、SEOやSNS戦略の策定、パフォーマンスの改善などなど…多岐に渡ります。
納期や予算を守りかつ品質を確保しながら進行管理をする…いわば総監督のような役割といえると思います。
おお…なんだかいろいろなことに対応する必要があるのですな…
ということは、業界未経験からWEBディレクターになるのは難しそうですな…
たしかに、デザイナーを経てディレクターになる、っていうキャリアの重ね方をする人が多いみたいだね。
でも、一概に「未経験からWEBディレクターを目指すのは難しい」とも言えないと思うよ!
ほほう…といいますと…?
職業訓練を終えた時点でのトヨモトのステータスは、38歳・WEBデザイン領域の実務未経験。
そして、訓練校でくり返し言われたのは「きみたちが思っているより未経験でWEBデザイン業界に入り込むことは難しい」ということ。就活は、実際なかなか厳しいものがありました。
同じクラスの20代の子たちと、サイト制作の課題では同等の評価をもらっていても、就活となると話は別です。
年齢はやっぱりハンデになるよな、と落ち込んだりもしました。
そんななか、キャリアコンサル(訓練校のカリキュラムの一環で受けられます)の際に「適性があるかも勿論大事だが『過去の経歴+職業訓練で学んだWEBデザインに関する知識』を活かして、ディレクターを目指すという選択肢もある」と言われたのです。
ディレクター業務は、いろいろなことに対応する側面があるからこそ、過去の経験(営業、管理業務、秘書や接客など…なんでも!)を突き詰めていけば、どこかしら結び付けて活かせるスキルが掘り起こせる可能性がある…と。
年齢をハンデと捉えず、重ねた年齢の分の「社会人としての経験すべて」を武器とすることが出来る。
ディレクターを目指す人にとっては、希望の持てる考え方ですよね。
まとめ
今回はWEBデザイナーとWEBディレクターの仕事内容のちがいについてみてきました。
職種としての業務内容のすみ分けは、おおまかにこの記事の内容ではあるものの、実際に働く先によって対応を求められる範疇は実にさまざまです。
就活においては、自分が目指している企業・働き方では、どういったスキルが必要とされるのか、しっかりと情報収集を行うようにしたいところです。
それでは今日のところはこのあたりで。
ごきげんよう~
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