
はじめまして! トヨモト と申します🍎
わたしは、38歳の頃に「WEBデザインを仕事にしたい」と思い、勤めていた会社を退職し職業訓練校に通うことを決めました。
このサイトでは、職業訓練を経てデザイン領域の職種にキャリアチェンジしたトヨモトの実体験をもとに、
自分が当時「これってどういうこと?」と思った点などを中心にまとめていきます。
- WEBデザインに興味があるけど、なにから始めたらいいかわからない方
- これといって武器になるようなスキルがないことに不安を感じている方
- 職業訓練について知りたい方
気になってはいるけれどよくわからない…
不安が拭えなくて一歩踏み出せない…など
悩んでいる方にとって、なにかヒントになるような情報がありましたらさいわいです!

ぼくはアシスタント犬のわんまる! 一緒にこの記事を見ていきますぞ!
「WEBデザイン」とは無縁の職歴
トヨモトは、愛知県出身です。
高校卒業後、芸術系の専門学校に通うために上京し、今も東京で暮らしています。
上京してからの20年で、さまざまな「仕事」を経験してきました。
20代の頃は接客業が主で
スーパーのレジ打ち、居酒屋店員、コールセンター、雑貨店の販売員、
めずらしいところだと、お笑いの劇場でチケットを売っていたこともあります。
そして30代に入る頃、事務職にキャリアチェンジしました。

トヨモトの詳しい経歴は、以下の記事にまとめています!
ECモールの品質管理の業務を担当していた頃、
サイトのデザイン周りを制作している部署とやり取りすることがあり
そのときにはじめて「WEBデザインってこういうやつのことを言うのか💡」と知りました。
それまでは「デザイナー」という職業に対して漠然としたイメージしかなかったので、「WEBデザイナー」と「グラフィックデザイナー」のちがいなどもよくわかっていませんでした。
「WEBデザイナー」が、職業の選択肢に含まれた日
とはいえトヨモトは美術系の学校を出ているわけでもないし、
専門的にデザインを勉強したこともなかったので
このときには「自分がWEBデザイナーになる」という考えには至りませんでした。

そんなトヨモトが、どうしてWEBデザイナーを目指すことになったんですかな?
きっかけは、同じ部署で派遣社員として働いていた一般事務の先輩の存在です。
彼女は、いわゆる「派遣切り」のようなかたちで、コロナ禍のうちでもかなり状況の厳しい時期に退職されました。
ところが、それから1年ちょっと経った頃
同じ企業に「WEBディレクター」として戻ってきたのです。
聞けば、退職後に「職業訓練でWebデザインを学んで」キャリアチェンジしたというのです。

ほほう!彼女はデザイナーではなく、ディレクターになられたのですな~

そうそう。当時のトヨモトはそのふたつの違いもよく理解できてなくて…
「とにかくWEBデザインのなんかやる人になったんだ!すごい…!」みたいな
漠然とした感想だった!
時を同じくして、トヨモトは転職を考えていました。
このままこの企業にいても納得いかないことに目をつぶりながら
中途半端に生きていくことになりそうだ、という予感があったからです。
かと言って、特に専門的な知識やスキルがあるわけではなかったので、
一体この先どう働いていくのがよいのか悩んでいました。
先輩とふたりで話す機会があり、話の流れでそのことを漏らしたところ

一緒に働いてるときから思ってたけど、トヨモトさんWEBデザイナーに向いてるとおもう。興味があれば挑戦してみたら?
この一言が、漠然と「転職しようかな」と考えていただけだった状態から
具体的に動き出そうと決心するきっかけになりました。
まずは、先輩が
一体なにがどうなって「WEBディレクター」に転身することになったのか、
「職業訓練」ってぶっちゃけどんな感じだったのか、など
いろいろと聞かせてもらいました。
職業訓練の制度自体に興味を持ったトヨモトは、
まず、そもそも「WEBデザイナー」がどういう仕事なのかを調べました。
そして感じたことは、
WEBサイトやページって、作って終わりじゃなくて、効果検証の手段がたくさんあって、
それに基づいてページの構成を変更したりボタンの位置や色を変えたりできるのか…
ということ。
ちょっと考えればわかりそうなことなんですが、なにも知らなかった当時のトヨモトは、新鮮に「WEBデザインってすげぇ…」と感動しました。

「プラスの成果が出るように工夫を続けられる」なんて、すごいことでは…?と思ったんです
そこから、職業としての将来性はどうか、自身がこの年齢(当時38歳)からキャリアチェンジを目指して動き出したとして就業に繋がる目はあるのか、そもそも自分に適性があるのか、などなど…
たくさん調べて、読んで、いろんな人に話を聴いて…
そして、「WEBデザインについて、仕事にするために学ぶ」という方向性を定めました。

先輩が掛けてくれた言葉が転機になったのですな~!感謝せねばなりませんな!
職業訓練の制度を利用して「WEBデザイナー」に、おれはなる
職業訓練という選択肢がある、ということはわかったものの、一旦、そのほかの選択肢についても検討しました。
セミナーに参加してみたり、通信制スクールや通学型の有料スクールについて調べたり…
自身にいちばん合う手段はどれなのか吟味しました。

ネット上の無料教材を活用して独学でWEBデザイナーになった人もいると知って、未経験初心者の自分も希望が持てるような、逆に気持ちが焦るような…
複雑な心境になったりもしました。。
そして、トヨモトにとっては「求職者支援訓練」の制度を利用するのが
どうやらいちばん良さそうだ、という結論に至りました。
ハローワークで相談。訓練校を選ぶ
勤めていた会社を退職したあと、まずは最寄りのハローワークへ出向きました。
職業訓練の制度のこと、雇用保険受給の手続きのこと、
ネットで調べていても、自分の場合に置き換えるとどうなのか?
わからないことだらけだったので、質問したい点をまとめてから向かいました。

ハローワークって頻繁に行くところではないし、どんな雰囲気なのか、いやな思いをしたりしないか(そういう口コミをたまたま見かけたので…)、初めて行くときはかなり緊張しました。
とはいえ、ここから訓練校に通っている間は何度も何度も訪れることになるので、
そんなに時間はかからず、程なくして慣れました。
担当の職員さんに適宜質問しながら、不明点をひとつずつ解消して、
実際にどの訓練に申し込むのかなどを決めてゆきました。
訓練校選びの決め手となったことや、見学会(カリキュラム説明や、実際の教室を見学できる)の様子、選考会での質疑内容や、準備した書類についてなどなど…
詳しくは以下の記事に載せていきたいと思います。
職業訓練校に半年間、通う
退職から約1ヶ月を経て、いよいよ訓練校での日々がはじまりました。
わたしが通ったのは6ヶ月のコースでしたが、初日(入校式)から最終日(修了式)まで
毎日毎日あたらしいことを覚えては使ってみる日々で、体感としては本当に「あっというまに半年経ってしまった…」という感じでした。
クラスの人たちとは毎日顔を合わせますし、カリキュラムにはグループワークなどもあったので、かなり仲が深まりました。

こんなふうに 志を同じくする何十人もの人たちと、同僚でもなく、上司・部下でもなく、先輩・後輩でもないフラットな状態で知り合えるって、本当に得難い環境だとおもいます。「学校」ならではですよね。
クラスのみんなは仲間であると同時に、就活という意味ではライバルでもあります。
情報交換や近況報告をして励ましあったりなど、就活中や訓練終了後にも、この関係性に助けられたことが何度もありました。
訓練校によって特徴や雰囲気は本当にさまざまですので、ぜひ見学会には積極的に参加していただくのがよいかと思います。
訓練と並行して就活を開始
訓練校の修了を待たずに、就活をしはじめました。
訓練校では、キャリアコンサルタントの方による応募書類の添削や面談などに加え、
デザイン業界に強い転職エージェントが来校して説明会を開催したりなど
修了日が近づくにつれ、就職を強く意識したカリキュラムが組まれていました。
履歴書・職務経歴書は、これまでの転職の際に作成したものをベースにしつつ
より一層 自己分析をしっかり行い、何度も加筆修正してブラッシュアップしてゆきました。

作成にあたっての具体的な方法論も指導してもらえました。
最終的には、これまでのどの職務経歴書よりもしっかりと「伝わる」ものが作成できた、という達成感がありました…!
ポートフォリオの作成についてや、応募社数や業界・職種、デザイナーではなくディレクター職を進められた話、など詳細は以下の記事にまとめていきたいと思います。
超短期間で退職
職業訓練の修了日から約2週間後、WEBデザイナー職の派遣社員として採用が決まりました。
正社員登用前提で、しかもデザイン実務未経験にも関わらずかなりの好条件だったのですが
いろいろあって1ヶ月で退職することに……
詳しくは以下の記事にまとめていきたいと思います。
学びに無駄なし。ひとつずつやれることを増やしていく
その後、別の派遣会社経由で新しく仕事が決まり、現在はとある教育機関の広報部署で、デザイン領域の業務を担当しています。
業務内容としては、どちらかというとWEBデザインよりもパンフレットやポスター制作などのグラフィックデザインの比率が高く、これは訓練校では学んでいない範疇なので、勉強を続けながら、目の前のことにひとつずつ取り組んでいます。
ちなみに、わたしの通った訓練校では、WEBデザインの基礎となるHTML・CSSの習得にかなりの時間を費やしました。

HTML・CSSというのは、WEBページを構成する際に使用する言語ですぞ!
HTML(HyperText Markup Language) …WEBページ内の情報を構造化するための言語
CSS(Cascading Style Sheets) …HTMLの表示レイアウトを装飾するための言語
しかし、いま担当している業務では、実際に自分でいちからコードを書くことはほとんどありません。
それでも、訓練校での学びが無駄になったということはまったくなく、最近ではWEBページの記事投稿や軽微な修正も任せてもらえるようになりました。
このことに限らず、身に付けたことに無駄は一つもないと思います。出来ることが多いほど、人材としての価値は上がりますからね…!
おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございました!
当時のトヨモトのように、WEBデザインに興味があるけど、なにから始めたらいいかわからない方や、これといって武器になるようなスキルがないことに不安を感じている方、職業訓練について知りたい方など…
このサイトが少しでもお役に立てますとさいわいです。
記事には書かれていない細かい点や、ちょっとした疑問、不安に思っていることなど
トヨモトの経験に基づいて可能な範囲でお答えできればと思いますので、お気軽にコメントにてお声かけください!
それでは、ごきげんよう~
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